一人暮らしをしていると、家賃や光熱費、食費などの生活費で、毎月カツカツになりがちです。
私が就職したばかりのときは、毎月10,000円貯金できたらいいほうだったよ。
中でも、
「自炊する時間がない。」
「飲みに行くのがストレス発散。」
「仕事が忙しくて食事が唯一の楽しみ。」
などの理由で、「一人暮らしなのに食費が高すぎてやばい!」と、危機感を感じる人が多いのではないでしょうか。
食費ってあんまり計算しないから、積もり積もっていつの間にか高くなってるよね。
そこで本記事では、一人暮らしで食費が高くてやばいと感じている人に向けて、平均食費や理想的な食費、対策方法を紹介していきます。
一人暮らしの食費、本当に「やばい」のか?
一人暮らしの平均食費はどのくらいなのか、どのくらい食費にかけているとやばいのかを、解説していきます。
総務省統計局の「家計調査 単身世帯向け(2022年度四半期)」によると、一人暮らしの平均食費は42,171円です。
男性 | 女性 | 平均 | |
65歳以上 | 45,580円 | 41,415円 | 43,498円 |
60歳~65歳 | 45,116円 | 41,341円 | 43,229円 |
35歳~59歳 | 47,147円 | 40,819円 | 43,983円 |
34歳以下 | 40,285円 | 32,110円 | 36,198円 |
平均 | 44,626円 | 39,715円 | 42,171円 |
一人暮らしの平均食費は42,171円なので、1食あたりの食費は469円になります。
男性の平均食費は44,626円で、女性の平均食費は39,715円と、女性の方が5,000円食費が少ないことがわかりました。
男性の方が食べる量が多いから、食費も多くなるよね!
また、34歳以上の食費に比べて、34歳以下の食費は約7,000円も少ないこともわかりました。
理想的な食費は、一般的に収入の15%と言われています。
収入ごとの理想的な食費は、以下の通りです。
収入(手取り) | 理想的な1ヶ月の食費 | 理想的な1日あたりの食費 | 理想的な1食あたりの食費 |
10万 | 15,000円 | 500円 | 167円 |
15万 | 22,500円 | 750円 | 250円 |
20万 | 30,000円 | 1,000円 | 333円 |
25万 | 37,500円 | 1,250円 | 417円 |
30万 | 45,000円 | 1,500円 | 500円 |
35万 | 52,500円 | 1,750円 | 583円 |
40万 | 60,000円 | 2,000円 | 667円 |
理想的な食費とはいえ、1食167円や250円で生活していくのは、厳しいですよね。
最低でも、1食あたり300円以上は欲しいところです。
こう見ると、収入が10万~20万の人は、500円のコンビニ弁当も贅沢品になっちゃうね。
では、食費にいくらかけていると「やばい」と言えるのでしょうか。
結論、一人暮らしで1ヶ月の食費が8万円を超えたら、「やばい」と言えます。
一人暮らしの平均食費は、42,171円でした。
その約2倍である8万円を超えている場合は、生活費を圧迫している可能性が非常に高いです。
食費が8万円を超えており、生活が厳しい人は、食費を見直しましょう。
一人暮らしで食費が高くてやばくなる理由7つ
一人暮らしで、なぜ食費が高くて「やばい!」となるのでしょうか。
考えられる理由は、以下の7つです。
1つ1つ詳しく見ていきましょう。
外食やテイクアウトを頻繁に利用してしまう
一人暮らしで、自分のために自炊をするのはめんどくさいと感じる人が多いですよね。
料理をするためには、料理を考えて、買い物に行って、料理をして、洗い物をして…と工程が非常に多いです。
つい、外食やテイクアウトを利用してしまい、結果、食費が高くなってしまいます。
特に、友人と楽しく食事ができる外食は、ストレス発散にも繋がるので、なかなか減らすのは難しいですね……。
外食やテイクアウトすると、おいしいしね。
コンビニを頻繁に利用してしまう
どこにでもあって、気軽に立ち寄ることができるコンビニで、昼食や夕食を買ってしまうと、食費が高くなってしまいます。
コンビニの商品は、スーパーで買うより、値段が高いです。
コンビニとスーパーの値段を比較してみましょう。
コンビニ | スーパー | |
ポテトチップス | 147円 | 78円 |
お茶 | 140円 | 78円 |
カップヌードル | 198円 | 138円 |
アイス | 320円 | 220円 |
どの商品もスーパーの方が安いです。
「スーパーに行くのがめんどくさいから。」と、コンビニで済ませてしまうと、食費が高くなります。
スーパーで余計なものを買ってしまう
スーパーに行くと、たくさんのおいしそうな商品が目に入ってきて、つい余計なものまで買ってしまい、食費が高くなることがあります。
セール品やお得な商品を見つけると、必要がなくても、手に取ってしまうことがありますよね。
また、お腹が空いているときに買い物に行くと、これも食べたいあれも食べたいと、食べたいものを買い物かごに入れてしまいがちです。
このように、買う予定のない商品を買ってしまうと、無駄遣いに繋がり、食費が高くなります。
買い物に行く前に、買うものをメモしておき、余計なものを買わないように気を付けましょう。
食品ロスが多い
一人暮らしでは、食品を使い切れずに、食品ロスに繋がることが多いです。
そもそも、スーパーの商品は、1人分で売っていないことが多いです。
そのため、計画的に商品を購入しないと、食品が余ってしまい、傷んでしまいます。
食品が余っていても、仕事が忙しかったり、料理のスキルが低いと、外食やテイクアウト、レトルトに頼ってしまいますよね。
結果、食品ロスに繋がります。
食品ロスを減らすためには、計画的な買い物、作り置き、料理スキルの向上などが必要になります。
忙しい人には、難しいよね。。。
人より食べる量が多い
人より食べる量が多いと、純粋に食費は高くなります。
特に、外食をすると、大盛りを注文することが多くなるので、余計に食費が増加します。
もやしや鶏むね肉などの安くて量が多い食材を使ったり、味の濃い料理を作ってたくさんのご飯と一緒に食べるなどの、工夫が必要になります。
適切な量に心がけることも必要かもね!
高い食品を買ってしまう
オーガニックやブランド製品など、安さより品質の良い食材を購入すると、食費が高くなります。
高品質な食材や値段の高いレトルト・冷凍食品は、おいしいです。
そりゃ、高けりゃ、おいしいよね。
しかし、割高になります。
安い食材でも調理次第で十分おいしくなるので、料理のスキルをアップさせましょう。
また、おいしい野菜・果物の見分け方を覚えておくと、値段が安くても良い商品を購入できるので、覚えておくと良いですよ!
おいしい野菜・果物の見分け方を少し紹介します。
- トマト…全体が濃い赤色。ヘタが立っている。
- きゅうり…濃い緑色。均一な太さのもの。とげが立っている。
- にんじん…艶がある。切り落とされた葉の断面が黒ずんでいなくて、小さいもの。
- レタス…薄めの緑色。持ったときにふんわりしていて軽いもの。
- バナナ…付け根が新鮮。芯が太くて短いもの。
- いちご…全体が赤色。ヘタが濃い緑色で反り返っている。ハリツヤがあるもの。
- りんご…表面が下の方まで赤色。軸が中心にある。持ったときにずっしり重いもの。
物価が高い
インフレーションや原材料のコスト増加、運送費の上昇により、スーパーの食品価格が上昇しています。
よく消費する、肉類・乳製品・野菜・果物が大きく値上げしています。
それと同時に、食費も高くなり、大きな負担となっています。
物価が上昇しても、なかなか給料が上がらないから、きついよね。
セール品や割引商品、大容量の商品を購入して冷凍保存するなど、工夫が必要です。
一人暮らしで食費が高くてやばい人の声
一人暮らしで食費が高くてやばいと感じている人の声を見てみましょう。
自分の年収で食べられるご飯より自分の舌が求めるご飯のレベルが高いせいで一人暮らしなのに食費ばっかりかかっててやばい
— ネクター (@XOXO8831771) October 9, 2023
出費について調べてたら一人暮らしの食費は大体月3万って書いてあっていや無理やろ
— ケイチャンサン (@keichan1021) October 11, 2023
一人暮らししてからお菓子食いまくってるから食費やばいことなってそう
— ペンギン (@___53005) April 16, 2023
外食は食費が高い!
— エムジー (@kgm_ss) October 13, 2023
↓
自炊
↓
一人暮らしの自炊はコスパ悪い
↓
まとめて作り置きすれば解決!
↓
アホなので作りすぎて冷蔵庫に入り切らんし、食べる量も多くなって食費が嵩む
一人暮らしで食費節約しながら貧血おこさないバランス良い栄養とれる食生活って無理あるわ。オールブランも、値上げしてから食べる量減ってるし。もやしでも安いカップ麺でも安いパン一個でもおにぎり一個でも鉄分不足。
— りりまる (@ranyu_nyu) August 22, 2023
「2023年に総務省統計局が実施した家計調査によると、一人暮らしで必要な食費の平均額は3万7765円であると発表されました。」
— CAI (@tradercai) October 8, 2023
かなり節約してるつもりで、7万くらい必要なんだが。俺がおかしいのか?
食費がやばい…月8万近くいってる…
— いもーん (@imoimo_imoon) September 3, 2023
一人暮らしなのに…
出来合いのもの買いすぎだ…あとUber Eats
一人暮らしで学生のときはバイトを掛け持ちして、朝は喫茶店、昼は百貨店、夜は飲み屋でまかないご飯をもらい、金稼ぎながら食費を浮かしてました(;^ω^)
— いちこん🐾文字を背負うwebライター (@sekimenme) June 23, 2023
一人暮らしの自炊って意外と金かかるよね
— そいる (@Soilwork0327) September 27, 2023
でもぼっちの食事だからこそ美味いものが食いたい!
食費はあまり気にせず光熱費の方で頑張って節約してます
一人暮らしで食費が高くてやばいと感じている人の声をまとめると、以下のようになります。
・食費が高くても美味しいものを食べたい
・節約しているつもりなのに食費が7万、8万円かかっている
・まかないで食費を浮かせている
・お菓子などの余計なものを買うから食費が高くなる
・栄養バランスを考えながら食費を節約するのは難しい
一人暮らしで食費を節約するのが難しいということがよくわかります。
私が一人暮らしを始めたばかりの頃は、作り置きなどで節約して、月2万円以内に抑えていました。
しかし、長くはもたず……。
節約するのも大切ですが、たまには外食やデリバリーをして、美味しいものを食べるのも大切だと感じています。
追い詰めすぎるのはよくないね!
一人暮らしで食費が高くてやばいときの節約方法12選
一人暮らしで食費が高くてやばいと感じているときの、節約方法を紹介していきます。
1つ1つくわしく見ていきましょう。
自炊する回数を増やす
外食やテイクアウトはお金がかかるので、自炊をすることで、食費が安くなります。
- コンビニ食を買わない
- 昼ご飯はお弁当を持参する
- 外食に行かない
- 作り置きをする
- デリバリーサービスは利用しない
このようなことを心がけて、自炊する回数を増やしましょう。
自炊をすると手間も時間もかかるけど、食費を節約するには1番効果的だよね。
また、自炊をすることで栄養バランスの良い食事も摂ることができるというメリットもあるので、おすすめです。
1週間または1ヶ月の食費予算を決める
食費が高くなる原因の1つとして、「食費を把握してない」があります。
そこで、1週間または1ヶ月の食費を事前に決めて、使いすぎを防ぎましょう。
予算を決めることで、「今日は外食するから、残りの6日は節約しよう」など、自分でバランスを考えながら、節約することができるよ。
よく行くスーパーのポイントカードを作成する
自炊を増やすと、スーパーで食材を買う量も増えます。
スーパーで食材を買うたびにポイントが貯まるので、よく行くスーパーのポイントカードは作成するようにしましょう。
溜まったポイントは、食材を購入するときに利用できるスーパーが多いから、絶対お得だよ!
セール品や割引商品を購入する
スーパーでは、お得に食材を購入できるセールの日があります。
また、見切り品や賞味期限が近い商品は、割引価格で購入することができます。
このようなセール品や割引商品を購入することで、食費を削りましょう。
旬の野菜を購入する
旬の野菜は、値段が安くなっています。
また、栄養価が高く、味も新鮮で美味しいので、旬の野菜を買うメリットは大きいです。
旬の野菜を購入するよう、心がけましょう。
旬の野菜は100円以上安くなっていることがあるからお得だよ!
冷凍食品を活用する
一人暮らしで食材を購入すると、量が多く余らせてしまう場合が多いです。
余った食材を腐らせてしまうと結果的に、食費が高くなる場合があります。
私が一人暮らしをしていたときは、まさにこれ。
余らせて腐らすことが多く、結果的に食費が高かった。
そこで、冷凍食品を活用しましょう。
冷凍食品は、冷凍保存ができる上に、1人前の量が多いので、一人暮らしにはぴったりです。
また、近年、冷凍技術が発達して、冷凍食品のクオリティーが非常に高いです。
出来立てのように美味しく食べることができます。
余計なものを買わない
自炊をし、スーパーに行く回数が増えると、余計なものを買う回数が増えます。
私はついスイーツを買っちゃう!
必要のないものは買わないように心がけましょう。
必要なものだけをメモしていくのが、おすすめです!
飲み物を買わない
飲み物は1本約150円なので、1ヶ月毎日1本買うと4,500円になります。
知らず知らずのうちに、出費がかさみます。
夏場は1本じゃ足りないよね。
マイボトルを持参して、飲み物を買うのをやめると、だいぶ節約になります。
お茶パックは、約50袋200円~300円で購入できます。
マイボトルを利用することで、20倍近くも節約できるので、飲み物は買わないようにしましょう。
安い外食チェーンを利用する
どうしても外食したい場合は、安い外食チェーンを利用しましょう。
- バーミヤン
- 吉野家
- ガスト
- マクドナルド
- やよい軒
- てんや
など、美味しくて安いお店はたくさんあります。
1食500円以内でお腹いっぱいになれるお店もあるので、活用していきましょう。
ミールキットを利用する
「外食やテイクアウトをしてしまい、食費が高くなる。」
このような人には、ミールキットがおすすめです。
ミールキットとは??
下処理済みの食材とレシピがセットになったもののこと。
ミールキットの宅配サービスを利用すると、
- 食材を自宅に届けてくれる
- 調理が簡単
- おいしい
- 洗い物が少なくなる
などのメリットがあります。
想像以上においしいよ!
1食約500円~750円と自炊をするよりは、少し値段が高いですが、外食やテイクアウトをするよりは安いです。
また、使い切りの食材が届くので、食品ロスもなくなります。
食品ロスが多くて食費が高くなっている人にもおすすめだね!
さらに、料理のスキルアップにも繋がるので、料理が苦手な人にもピッタリです。
お得な値段でお試しできるミールキットがあるので、まずはお試ししてみるのがおすすめです!
一人暮らしにおすすめのミールキットは、『ヨシケイ』と『コープデリ』です。
✔一人暮らしにおすすめのミールキット『ヨシケイ』
ヨシケイは創業48年、老舗の食材宅配サービスで、現在の利用者数は、50万世帯にも及びます。
- 約70種類とメニュー数が豊富
- 使い切りの量の食材を毎日届けてくれる
- 管理栄養士が考えた栄養バランスの良いメニュー
\ 1食300円~のお試し /
✔入会金&年会費無料
✔一人暮らしにおすすめのミールキット『コープデリ』
コープデリは、ミールキット・食材・日用品など6,000円点以上の商品を取り扱っている宅配サービスです。
- ミールキット以外の商品も豊富
- スーパーと同じくらいの価格で安い
- 安心・安全な食材
\ 4,520円相当の商品を1,980円で購入できる! /
✔入会金&年会費無料
グルメモニターを利用する
グルメモニターを利用すると、実質50%OFF~無料で外食することが可能になります。
グルメモニターとは?
指定されたお店に行き、料理の味や接客、お店の雰囲気などを評価することで、謝礼をもらうことができます。
おいしい料理をとても安く食べることができるよ!
毎日自炊するのは大変なので、グルメモニターを活用して、楽しく節約していきましょう。
飲食店で働いている人はまかないを食べる
飲食店で働いている人は、まかないを食べるようにしましょう。
または、これからアルバイトを探す人は、まかない付きの飲食店で働くようにしましょう。
まかないの割引率は、飲食店によって異なりますが、無料のところもあります。
学生にとって、安くて、栄養とボリュームのあるご飯を食べることができるまかないは、結構助かるよ!
アルバイトを探すときは、まかないがあるかどうかも一緒に確認しておきましょう。
まとめ
本記事では、一人暮らしで食費が高くてやばいと感じている人に向けて、平均食費や理想的な食費、節約方法を紹介してきました。
一人暮らしの平均食費は42,171円なので、約2倍の8万円を超えると、「やばい」と言えます。
一人暮らしで食費が高くてやばいときの節約方法12個は、以下の通りです。
- 自炊する回数を増やす
- 1週間または1ヶ月の食費を決める
- よく行くスーパーのポイントカードを作成する
- セール品を購入する
- 旬の野菜を購入する
- 冷凍食品を活用する
- 余計なものを買わない
- 飲み物を買わない
- 安い外食チェーンを利用する
- ミールキットを利用する
- グルメモニターを利用する
- 飲食店で働いている人はまかないを食べる
一人暮らしで食費が高くてやばいと感じている人は、上記の12個を試してみてください!